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日本住宅教室 Weblog

日本住宅教室 建築デザイン 堀部安嗣コース 2011 第3回

2011/4/20(水)19~21時@国際文化会館
日本住宅教室 建築デザイン 堀部安嗣コース 2011 第3回_e0148986_1121760.jpg

"Architecture" とは何か 。       
この言葉の意味は、日本で僕らが認識している " 建築 " ではない。

" 芸術 " や " 哲学 " の様に、
道筋や術を示す言葉へ翻訳されていたらずいぶん違っていたのではないか。

" 建築 " は波打つ世の中の動きに沿って変化していってしまう。
しかし、無常の中で、物の原理を一貫してやっていくこと、
これが " Architecture " だと思う。

僕は "Architecture" をやりたい。 " 建築 " ではなく。
どんな時も変わらない強さ、そういうものを淡々と表現していきたい。




『日本住宅教室 建築デザイン 堀部安嗣コース 2011』もついに最終回です。

授業の前半は、先生がArchitectureを感じ、影響を受けてきた建築の数々、
後半は、これらの栄養をどう消化し、考え、結びつけてきたのか、
ここ数年の間に竣工したご自身の建築を、前回の続きとしてご紹介下さいました。

先生の視点を通し、巧みな言葉で語られる国内外の建築には、
魅力の元とも言うべきそれぞれの真髄を再認識させられ、
また、実際に現地を訪れた際の住まい手との思いがけないエピソードには、
教室から笑いもこぼれました。

先生ご自身の建築については、設計のプロセスやそのプランの妙とともに、
先生が何を大切にされ、どういったことを考えながら設計にあたられているのか、
その場所、その建築ごとに真摯に向き合う様子を窺い知ることが出来ました。

授業のラストは、これからの日本のあるべき姿として、
日本人は穏やかで親密な環境でこそ本領を発揮していく国民なのではないか、
そして、そのためにやらなければならない仕事が沢山ある、
というお話で締めくくられ、全3回に渡る堀部先生の授業は無事終了致しました。

修了証の授与後、恒例の懇親会が遅くまで繰り広げられたことはもちろんですが、
今回特筆すべきは、先生の口から「来年もまたやりましょう!」というお言葉が
発せられたことです。

先生のお話を再び聴ける日も、そう遠くないかもしれません。

堀部先生、受講者の皆様、どうもありがとうございました。
各講義が2時間だったとは思えない程、密度の濃い時間を過ごさせて頂きました。
また来年も(?!)どうぞよろしくお願いいたします。


---
なお、授業は終了いたしましたが、終了後も住宅2軒の内覧会のご案内を頂き、
今回の教室では、1月より全部で4軒の住宅を見学させて頂くこととなりました。
素晴らしい住宅や別荘を心ゆくまでじっくり眺めたり、沢山の図面を拝見したり、
ぬれ縁でくつろぎ話に興じてみたりと、心地の良い空間を楽しませて頂きました。

施主であるご家族の皆様、堀部先生と事務所の皆様、各関係者の皆様に、
心よりお礼申し上げます。


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text by marie sakai



by n-j-k | 2011-05-08 00:46
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