日本住宅教室 Weblog

日本住宅教室2009 伝統木造設計 木内修コース 第5回

国際文化会館の庭の緑も勢いを増してきた5月20日(水)、
伝統木造設計コースの5回目でした。

今回は、伊勢神宮外宮神楽殿の設計・監理がテーマ。
今まで解説されてきた要素技術が、
実際の物件で、どのように1つの建物へまとめられていったか。

神宮営繕から受け取った要望は何だったか、
その短い言葉をどのようにブレークダウンしていき、
具体的な設計条件へ落とし込んで実現していったか。

1480㎡のため外観も内観も純木造に見えながら、芯は鉄骨。
その構造と耐震の検討や、200年間にわたるメンテナンスの考え方。
200年もつコンクリートの作り方。

樹齢500年にもなるような楠の大木たちをよけるプラン、
内宮と外宮の”格式”の上下バランスも考えながら
「簡素でしなやかな」美のイメージも実現するための木割や軒周りの決定、
納得のいくまでコンピュータ上で検討する軒反りの完璧なイメージと
数値に変換して行う独自の指示方法、現場における±3mmの調整。

桧皮葺(ひわだぶき)をイメージした銅版葺きの作り方。
黄金比を徹底的に採用した内部空間のデザイン、かざり金物のデザイン、
水銀を使う金箔の代わりに採用した漆をつかった金箔の仕様 etc...

また、建築主にわかりやすく、納得させるための
解析や資料やモックアップの数々と、それらの説明のタイミングや説明方法。

伊勢神宮より建築のみならず金物や家具まですべてのデザインを任された
本人の口から語られる、一連の考察と工夫のお話は、
NHKスペシャルにも匹敵する迫力でした!(情報量はもちろんそれ以上!)

次回はいよいよ最終回です。

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posted by kumiko toishi
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by n-j-k | 2009-05-21 17:55
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