中村好文 / 家具デザイン塾も7月10日に3回目、最終日を迎えました。
第1回目の授業で発表になった、
<8立方メートルの個人空間装置 Homage for G.T.Rietveld>
室内に、容易に組み立てて設置できるデスクやベッド、収納など、
各種機能を多様に盛り込んだ個人用の空間装置をデザインする。
使用する材料は、指定された3種類(寸法も指定有)から2つ選んで使うこと。
という課題の作品審査・発表会です。
まずは並べられた模型とプレゼン図面を全員でしばしじっくり眺めて、
各自に与えられた3票分の付箋を自分以外の作品に貼っていきます。
作品は、ご自身の生活の中からテーマを見つけられていたり、社会的な問題への提案であったり、
課題の副題でもあるリートフェルトを踏まえてのデザインであったり、
形状もコンセプトもまさに十人十色、様々なものが並びました。

一人ひとりプレゼンをし、先生からコメントを頂いたり、票を入れた方から推薦理由を伺ったりしたのですが、
ここで先生がおもむろに板書されたのが、以下の内容。
------------------------------
・アイデア または コンセプト
・用途
・機能
・構造のシステム→可能性
・detailの詰め
------------------------------
先生はこの5つのポイントに沿って、
「アイデアはおもしろい。もう少しディテールを詰めると、もっと形が変わってくるのではないか?
それがこれからの課題、次の勝負だね。」
「用途ではなく構造のシステムを考える形にはなっている。
そこをもっとうまく使って次のことを考えると何ができたのか。
せっかく考えたシステムを活かすとよかった。」
「出来るだけ最初は最小の寸法で考えて、システムがうまくできていると展開できる。
生活の方に引っ張られたり所帯じみてしまわない方が家具はいい。」
「材の特性を活かしてどれだけのシステム、可能性が生み出せるのか。
アイデアを支えるのがディテール。ディテールをもっと詰めて!ここから先が大変。
何cm単位で板を張るかなどモデュールを考えることに入っていくと、どんどんおもしろくなる。」
など、それぞれの作品が実現している点、そしてどうしたらもっと良くなるのかを、
『次の段階』をキーワードに一つひとつ講評して下さいました。
全てのプレゼンと講評後、再度ひとり一作品を選び、金賞(好文賞)・銀賞・銅賞が決定!
中村好文/家具デザイン塾 好文賞に選ばれたのは、坂本大幸さんです。
おめでとうございます!
作品は「BYOBU」というタイトルで、一筆書きの様に全てが繋がっているというコンセプトによるもの。
連なった4枚の板材がパタパタと、美しい形を欠き取りながらワークスペースを作り出します。
写真は坂本さんの作品「BYOBU」です。

今回の授業を通し、先生から
「もっとしっかりシステムを考えれば、大きく発展できる。建築にだってなりうる。
一つのシステムがもっと大きいものを解決できるようになる。そうするとおもしろい。」
というお話がありました。
「家具デザイン」というコースタイトルからは予想し得なかった、
とても大きな広がりをもったテーマに触れることができたような気がします。
授業時間を目一杯使って、時々冗談も挟みつつの充実した課題発表会も無事終了、
打ち上げ会場へと移動です。
「生ビールの人~」という注文取りに、「ハーイッ!」と勢いよく手が上がりました。
打ち上げでは各賞をとられた方へ、オリジナルのTシャツや手ぬぐい、R定規、希少本など、
先生がご用意して下さった賞品が贈られました。包み紙が図面、と演出も粋です。
また、先生に名前を入れて頂いた修了証を、受講者の方々へ授与して頂きました。
写真は銀賞受賞の、とりやまあきこさんです。あと数カ月でご出産予定!

全てを終えほっとしたみなさん、連絡先を交換されたり、建築のことだけでなく様々な話題で盛り上がったり。
先生にはなんとレパートリーが80曲にも及ぶという替え歌をご披露頂き、
卓抜な作詞センスに思わず唸ったり、笑い転げたりする場面もありました。
話は尽きず終電の間際まで楽しい打ち上げは続き、お別れの場面では先生とハグをする方も!
住宅設計塾・家具デザイン塾と、
2月のスタート以来半年に渡って行われてきた好文先生の授業もこれにて全日程終了です。
月に1回とはいえ、季節をまたいでみなさんと楽しく密な時間を過ごさせて頂きました。
打ち上げでは「同窓会を?!」という声も聞かれました。
是非またお目に掛かれればと思っております。
サービス精神たっぷりに楽しい授業をして下さった中村好文先生、
見学をさせて頂いた住宅・美術館の方々、ご協力下さったみなさん、
そしてお忙しい中、全国各地からご参加下さった受講者のみなさん、
本当にありがとうございました。
>>日本住宅教室 Top
text by marie sakai
第1回目の授業で発表になった、
<8立方メートルの個人空間装置 Homage for G.T.Rietveld>
室内に、容易に組み立てて設置できるデスクやベッド、収納など、
各種機能を多様に盛り込んだ個人用の空間装置をデザインする。
使用する材料は、指定された3種類(寸法も指定有)から2つ選んで使うこと。
という課題の作品審査・発表会です。
まずは並べられた模型とプレゼン図面を全員でしばしじっくり眺めて、
各自に与えられた3票分の付箋を自分以外の作品に貼っていきます。
作品は、ご自身の生活の中からテーマを見つけられていたり、社会的な問題への提案であったり、
課題の副題でもあるリートフェルトを踏まえてのデザインであったり、
形状もコンセプトもまさに十人十色、様々なものが並びました。

一人ひとりプレゼンをし、先生からコメントを頂いたり、票を入れた方から推薦理由を伺ったりしたのですが、
ここで先生がおもむろに板書されたのが、以下の内容。
------------------------------
・アイデア または コンセプト
・用途
・機能
・構造のシステム→可能性
・detailの詰め
------------------------------
先生はこの5つのポイントに沿って、
「アイデアはおもしろい。もう少しディテールを詰めると、もっと形が変わってくるのではないか?
それがこれからの課題、次の勝負だね。」
「用途ではなく構造のシステムを考える形にはなっている。
そこをもっとうまく使って次のことを考えると何ができたのか。
せっかく考えたシステムを活かすとよかった。」
「出来るだけ最初は最小の寸法で考えて、システムがうまくできていると展開できる。
生活の方に引っ張られたり所帯じみてしまわない方が家具はいい。」
「材の特性を活かしてどれだけのシステム、可能性が生み出せるのか。
アイデアを支えるのがディテール。ディテールをもっと詰めて!ここから先が大変。
何cm単位で板を張るかなどモデュールを考えることに入っていくと、どんどんおもしろくなる。」
など、それぞれの作品が実現している点、そしてどうしたらもっと良くなるのかを、
『次の段階』をキーワードに一つひとつ講評して下さいました。
全てのプレゼンと講評後、再度ひとり一作品を選び、金賞(好文賞)・銀賞・銅賞が決定!
中村好文/家具デザイン塾 好文賞に選ばれたのは、坂本大幸さんです。
おめでとうございます!
作品は「BYOBU」というタイトルで、一筆書きの様に全てが繋がっているというコンセプトによるもの。
連なった4枚の板材がパタパタと、美しい形を欠き取りながらワークスペースを作り出します。
写真は坂本さんの作品「BYOBU」です。

今回の授業を通し、先生から
「もっとしっかりシステムを考えれば、大きく発展できる。建築にだってなりうる。
一つのシステムがもっと大きいものを解決できるようになる。そうするとおもしろい。」
というお話がありました。
「家具デザイン」というコースタイトルからは予想し得なかった、
とても大きな広がりをもったテーマに触れることができたような気がします。
授業時間を目一杯使って、時々冗談も挟みつつの充実した課題発表会も無事終了、
打ち上げ会場へと移動です。
「生ビールの人~」という注文取りに、「ハーイッ!」と勢いよく手が上がりました。
打ち上げでは各賞をとられた方へ、オリジナルのTシャツや手ぬぐい、R定規、希少本など、
先生がご用意して下さった賞品が贈られました。包み紙が図面、と演出も粋です。
また、先生に名前を入れて頂いた修了証を、受講者の方々へ授与して頂きました。
写真は銀賞受賞の、とりやまあきこさんです。あと数カ月でご出産予定!

全てを終えほっとしたみなさん、連絡先を交換されたり、建築のことだけでなく様々な話題で盛り上がったり。
先生にはなんとレパートリーが80曲にも及ぶという替え歌をご披露頂き、
卓抜な作詞センスに思わず唸ったり、笑い転げたりする場面もありました。
話は尽きず終電の間際まで楽しい打ち上げは続き、お別れの場面では先生とハグをする方も!
住宅設計塾・家具デザイン塾と、
2月のスタート以来半年に渡って行われてきた好文先生の授業もこれにて全日程終了です。
月に1回とはいえ、季節をまたいでみなさんと楽しく密な時間を過ごさせて頂きました。
打ち上げでは「同窓会を?!」という声も聞かれました。
是非またお目に掛かれればと思っております。
サービス精神たっぷりに楽しい授業をして下さった中村好文先生、
見学をさせて頂いた住宅・美術館の方々、ご協力下さったみなさん、
そしてお忙しい中、全国各地からご参加下さった受講者のみなさん、
本当にありがとうございました。
>>日本住宅教室 Top
text by marie sakai
Tags:中村好文
# by n-j-k | 2010-07-24 20:01
中村好文 / 家具デザイン塾 第2回は久々のレクチャー、教室での授業でした。
ホワイトボードを使って、
そして実例の写真やディテール図面をお見せ下さりながら、
・これまで先生がデザインされてきた様々なテーブルや椅子、
棚や照明のバランサーに至るまでの構造や手法についての詳しいご説明や、
・デザイナーの恣意ではなく
何度もの実験を経て辿り着く、自然の掟に逆らわない暖炉づくりのお話、
・先生の家具の師匠であるという「李朝」と「シェーカー」について、
・大学の学生さんたちと実施なさったリートフェルト展のこと、
・吉村順三先生との会話の数々、
など、とにかく内容は盛りだくさんです。



先生は家具について、
「何でもいいから一つ大きなテーブルをやってみると、何をしなければいけないかがわかる。
見ているだけだと課題が出てこない。一つ始めたら頭がそういう風に動くようになる。
一つの家具を考えようと思うと次々に問題が出てくるので、どんどん、あれはまずいな、と
ずーっと考えることになる。おもしろいよ。時間がいくらあっても大丈夫!」
とおっしゃっていましたが、そのお言葉通り、
「今度はこうしよう」「この前のはここが悔しかったな」「次は板だけでできないか?」
などと、
家具をつくられる中で、次々と発想を展開され工夫を凝らされていく様子がよく分かりました。
そして何よりそれを楽しみながらやってらっしゃることが伝わってまいりました。
そして、学生時代に譲り受けた椅子や何年も前の上海路上でのスケッチ、おもしろいと思って撮っておいた踏み台の写真などが、
時を経て自分のかたちとして定着されていく、という過程も垣間見ることができました。
また、安曇野の「ちひろ美術館」のためにつくられた椅子の写真を見せて頂きましたが、
真横に座るのではなく膝を寄せ合い、母親が幼い息子を大きく包み込んで絵本を読み聞かせるように
とデザインされたその椅子の背は、
先生曰く「タチウオのような」独特の柔らかい曲線を描いているため、図面に起こすことは難しく、
空中に指で何度も絵を描いたところに、10cm刻みで点を打ち測ってもらうことで実現させたといいます。
それができてしまう素晴らしい職人の方がいてこそのものだ、というそのお話は印象的でしたし、
形見として譲り受けたお母様の桐箪笥を、爪の跡や古い金具など愛着はそのままに
パッチワークのように構成しなおされた箪笥や、
大小様々組み合わせ自由の小箱がいくつも納められた素敵な裁縫箱の持ち手が
実は板の反りを防ぐ役割をも果たしていることなど、
こちらには書ききれないほど本当に色々なお話を伺うことができ、
先生の手による美しい家具が、
いかに合理的な構造や、材の特性への理解、巧みな技術に支えられたものであるか、を知ることができました。
好文先生は、日々の暮らしの中で実際に家具を使い、身をもって学んでこられたとおっしゃいます。
ご自身が使ってきた椅子は、座ったらすぐにお分かりになるとか。
先生の家具には、至る所に細やかな気配りが感じられますが、
それもやはり、家具とともに暮らすという先生ご自身の生活の中から生まれてくるものなのでしょう。
授業では次回講評会を迎える課題についても、
「リートフェルトという人は、やれることは全部やろうという頭の働きをする人らしい、
その彼がまだやり残したことがあるのではないか」といったお話や、
身体寸法と動作について考えてもらいたいという思いもあって、
より建築的な方向性のある今回の課題を出すに至ったというお話がありました。
中村好文 / 家具デザイン塾も、いよいよ最終回の作品発表・講評会を残すのみです。
どんな作品が生まれるのか、大変楽しみにしております。
>>日本住宅教室 Top
text by marie sakai
ホワイトボードを使って、
そして実例の写真やディテール図面をお見せ下さりながら、
・これまで先生がデザインされてきた様々なテーブルや椅子、
棚や照明のバランサーに至るまでの構造や手法についての詳しいご説明や、
・デザイナーの恣意ではなく
何度もの実験を経て辿り着く、自然の掟に逆らわない暖炉づくりのお話、
・先生の家具の師匠であるという「李朝」と「シェーカー」について、
・大学の学生さんたちと実施なさったリートフェルト展のこと、
・吉村順三先生との会話の数々、
など、とにかく内容は盛りだくさんです。



先生は家具について、
「何でもいいから一つ大きなテーブルをやってみると、何をしなければいけないかがわかる。
見ているだけだと課題が出てこない。一つ始めたら頭がそういう風に動くようになる。
一つの家具を考えようと思うと次々に問題が出てくるので、どんどん、あれはまずいな、と
ずーっと考えることになる。おもしろいよ。時間がいくらあっても大丈夫!」
とおっしゃっていましたが、そのお言葉通り、
「今度はこうしよう」「この前のはここが悔しかったな」「次は板だけでできないか?」
などと、
家具をつくられる中で、次々と発想を展開され工夫を凝らされていく様子がよく分かりました。
そして何よりそれを楽しみながらやってらっしゃることが伝わってまいりました。
そして、学生時代に譲り受けた椅子や何年も前の上海路上でのスケッチ、おもしろいと思って撮っておいた踏み台の写真などが、
時を経て自分のかたちとして定着されていく、という過程も垣間見ることができました。
また、安曇野の「ちひろ美術館」のためにつくられた椅子の写真を見せて頂きましたが、
真横に座るのではなく膝を寄せ合い、母親が幼い息子を大きく包み込んで絵本を読み聞かせるように
とデザインされたその椅子の背は、
先生曰く「タチウオのような」独特の柔らかい曲線を描いているため、図面に起こすことは難しく、
空中に指で何度も絵を描いたところに、10cm刻みで点を打ち測ってもらうことで実現させたといいます。
それができてしまう素晴らしい職人の方がいてこそのものだ、というそのお話は印象的でしたし、
形見として譲り受けたお母様の桐箪笥を、爪の跡や古い金具など愛着はそのままに
パッチワークのように構成しなおされた箪笥や、
大小様々組み合わせ自由の小箱がいくつも納められた素敵な裁縫箱の持ち手が
実は板の反りを防ぐ役割をも果たしていることなど、
こちらには書ききれないほど本当に色々なお話を伺うことができ、
先生の手による美しい家具が、
いかに合理的な構造や、材の特性への理解、巧みな技術に支えられたものであるか、を知ることができました。
好文先生は、日々の暮らしの中で実際に家具を使い、身をもって学んでこられたとおっしゃいます。
ご自身が使ってきた椅子は、座ったらすぐにお分かりになるとか。
先生の家具には、至る所に細やかな気配りが感じられますが、
それもやはり、家具とともに暮らすという先生ご自身の生活の中から生まれてくるものなのでしょう。
授業では次回講評会を迎える課題についても、
「リートフェルトという人は、やれることは全部やろうという頭の働きをする人らしい、
その彼がまだやり残したことがあるのではないか」といったお話や、
身体寸法と動作について考えてもらいたいという思いもあって、
より建築的な方向性のある今回の課題を出すに至ったというお話がありました。
中村好文 / 家具デザイン塾も、いよいよ最終回の作品発表・講評会を残すのみです。
どんな作品が生まれるのか、大変楽しみにしております。
>>日本住宅教室 Top
text by marie sakai
Tags:中村好文
# by n-j-k | 2010-07-23 15:33
中村好文/家具デザイン塾がスタートいたしました。
全3回の授業スケジュールは
5/15 見学会
6/12 レクチャー
7/10 作品発表・審査会 の予定となっております。
今回は、先月までの住宅設計塾から引き続き参加されている方に新たな受講者を加え、
葉山・鎌倉方面へ2軒の住宅見学に出掛けてまいりました。
日射しは強いものの夏にはまだ遠く、爽やかな風が吹くとてもよい天気に恵まれ、
ちょっとしたピクニック気分です。

1軒目の「葉山の家」は
ちょうど開催されていた葉山芸術祭に参加されているということで、
手織りの着尺や小物など素敵な品々も並んでおり、手に取って吟味する姿もちらほら。
吹抜けから階下を覗いてみたり、気持ちの良いお庭のテラスの椅子に座ってみたり、
思い思いの時間を過ごしました。
使われているテーブルも先生によるもので、しゃがみ込んで説明をして頂きました。
また、こちらでは先生の最新著
『中村好文 普通の住宅、普通の別荘』(TOTO出版)
も先行発売されており、ひと足お先に購入することができました。
2軒目の「明月谷の家」は高台にあるお宅で、
路地を抜けたり坂道を登ったりと、辿る道々期待も膨らみます。
まず2階から見せて頂きましたが、階段を上がるそばから感嘆の声が上がっていました。
それもそのはず、広々とした空間が広がっており、
大きくとられた開口からの緑が目にも鮮やかです。
しばし畳に座り込み、景色を楽しみました。

窓枠が額縁になっていたり、部屋と部屋の間に小さい窓が設えられていたり、
遊び心のある細かい演出を、皆さんしっかりカメラにおさめていらっしゃいました。
また、1階と2階をつなぐダムウェイターでは、実演付きでお茶をごちそうになりました。
どちらのお宅も普段の生活の中にふと入り込ませて頂いたような、
日々の温かい暮らしぶりが伺える良い見学会となりました。
電車・タクシー・徒歩、と移動する道すがら、
見学したばかりの住宅の感想や何気ない世間話などのおしゃべりに興じるのも楽しいもので、
今回から参加の方の中には家具を専門とされている方もいらっしゃるため
建築の設計とはまた違った視点で捉えられたお話も聞くことができ、
刺激を受けることができました。
見学後は都内に戻り、ビルの42階にある見晴らしの良いお店で課題発表も兼ねた昼食会です。
まだまだ陽は高いところにありましたが、気持ちのよい休日ということで
もちろんお酒もあり!
そして購入した本にサインを頂いたりと、賑やかな時間が続きました。
発表された課題は、
8立方メートルの室内に、容易に組み立てて設置できるデスクやベッド、収納など、
個人用の空間装置をデザインする、というもの。
使用する材にも条件があります。
リートフェルトへのオマージュとして、
彼がまだやり残したことがあるはずという観点から、
接合方法や構造も検討しながら多様な空間を考えてほしい、ということです。
スケール感、身体感覚を養うことにも重きが置かれています。
次回はこの課題を踏まえたレクチャーの予定です。
>>日本住宅教室 Top
text by marie sakai
全3回の授業スケジュールは
5/15 見学会
6/12 レクチャー
7/10 作品発表・審査会 の予定となっております。
今回は、先月までの住宅設計塾から引き続き参加されている方に新たな受講者を加え、
葉山・鎌倉方面へ2軒の住宅見学に出掛けてまいりました。
日射しは強いものの夏にはまだ遠く、爽やかな風が吹くとてもよい天気に恵まれ、
ちょっとしたピクニック気分です。

1軒目の「葉山の家」は
ちょうど開催されていた葉山芸術祭に参加されているということで、
手織りの着尺や小物など素敵な品々も並んでおり、手に取って吟味する姿もちらほら。
吹抜けから階下を覗いてみたり、気持ちの良いお庭のテラスの椅子に座ってみたり、
思い思いの時間を過ごしました。
使われているテーブルも先生によるもので、しゃがみ込んで説明をして頂きました。
また、こちらでは先生の最新著
『中村好文 普通の住宅、普通の別荘』(TOTO出版)
も先行発売されており、ひと足お先に購入することができました。
2軒目の「明月谷の家」は高台にあるお宅で、
路地を抜けたり坂道を登ったりと、辿る道々期待も膨らみます。
まず2階から見せて頂きましたが、階段を上がるそばから感嘆の声が上がっていました。
それもそのはず、広々とした空間が広がっており、
大きくとられた開口からの緑が目にも鮮やかです。
しばし畳に座り込み、景色を楽しみました。

窓枠が額縁になっていたり、部屋と部屋の間に小さい窓が設えられていたり、
遊び心のある細かい演出を、皆さんしっかりカメラにおさめていらっしゃいました。
また、1階と2階をつなぐダムウェイターでは、実演付きでお茶をごちそうになりました。
どちらのお宅も普段の生活の中にふと入り込ませて頂いたような、
日々の温かい暮らしぶりが伺える良い見学会となりました。
電車・タクシー・徒歩、と移動する道すがら、
見学したばかりの住宅の感想や何気ない世間話などのおしゃべりに興じるのも楽しいもので、
今回から参加の方の中には家具を専門とされている方もいらっしゃるため
建築の設計とはまた違った視点で捉えられたお話も聞くことができ、
刺激を受けることができました。
見学後は都内に戻り、ビルの42階にある見晴らしの良いお店で課題発表も兼ねた昼食会です。
まだまだ陽は高いところにありましたが、気持ちのよい休日ということで
もちろんお酒もあり!
そして購入した本にサインを頂いたりと、賑やかな時間が続きました。
発表された課題は、
8立方メートルの室内に、容易に組み立てて設置できるデスクやベッド、収納など、
個人用の空間装置をデザインする、というもの。
使用する材にも条件があります。
リートフェルトへのオマージュとして、
彼がまだやり残したことがあるはずという観点から、
接合方法や構造も検討しながら多様な空間を考えてほしい、ということです。
スケール感、身体感覚を養うことにも重きが置かれています。
次回はこの課題を踏まえたレクチャーの予定です。
>>日本住宅教室 Top
text by marie sakai
Tags:中村好文
# by n-j-k | 2010-05-19 14:55
4月に行われた中村好文 / 住宅設計塾の審査会で、初の「好文賞」を勝ち取ったのは、
かねこ建築製作所の金子正明さんです。
課題に対する解決方法は、コトコトとやわらかな木の音が聞こえてきそうなローテクさ、
見ている人から思わずやさしい笑みがこぼれてしまうような
ほっこり温かさの感じられる提案でした。
好文先生だけでなく参加者から多くの支持を受けた提案で、みごと1位に輝きました。
他の方々の提案も、
難しい課題だったにも関わらず、そして皆さんお仕事があるにも関わらず、
それぞれよく考えられ、個性豊かに表現されていました。
これからもがんばってくださいね!
(写真は5月15日の見学会、葉山の家にて。左:金子正明さん 右:中村好文先生)

>>日本住宅教室 Top
posted by kumiko toishi
かねこ建築製作所の金子正明さんです。
課題に対する解決方法は、コトコトとやわらかな木の音が聞こえてきそうなローテクさ、
見ている人から思わずやさしい笑みがこぼれてしまうような
ほっこり温かさの感じられる提案でした。
好文先生だけでなく参加者から多くの支持を受けた提案で、みごと1位に輝きました。
他の方々の提案も、
難しい課題だったにも関わらず、そして皆さんお仕事があるにも関わらず、
それぞれよく考えられ、個性豊かに表現されていました。
これからもがんばってくださいね!
(写真は5月15日の見学会、葉山の家にて。左:金子正明さん 右:中村好文先生)

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posted by kumiko toishi
Tags:中村好文
# by n-j-k | 2010-05-19 14:20
中村好文/住宅設計塾 第3回目の今日は初回授業で出された課題の講評会、
みなさん日々のお仕事に追われながらも時間を割いて制作なさった模型やプレゼン資料を抱えての登場です。
いつもの教室は審査会場へと変身し、早速それぞれの作品審査から始まりました。
今回出されていた課題内容は
「肉体的なハンディキャップを負っている、家族の一員Aさん。
このAさんの日々の暮らしにそっと寄り添い、不自由を軽減し、心豊かに暮らせる住宅の提案」でした。
家族構成やハンディキャップ・敷地といった設計条件をも自分で設定し導き出された、
それぞれの「解」が並びます。
受講者のみなさん自身が審査員でもあるため、
一つひとつメモを取りながら模型や図面を見る様子は真剣です。
審査時間内に一人5作品を選び、その得票の順に7作品が選出されました。

選ばれた7作品は、設計者名を伏せたままシャッフルされ、
7名は与えられた作品をさも自分のものかの様にプレゼンし、
先生と審査員にまわった方々は、これら1作品ずつについて討議を行いました。

討議では、形状の是非や手法についての鋭い質問が飛び出したり、
自分にはない視点に気付かされたという感想など、
自らも取り組んだ課題だからこその意見が聞かれました。
そして最終審査が行われ上位3作品が決定し、見事選ばれた3名の方々には、
先生が監修され今や入手困難となっている希少本やオリジナルTシャツなどの賞品が贈られました!おめでとうございます!
ちなみに、賞品を包む風呂敷までもが先生がトレードマークとされているネズミのイラスト柄のオリジナルで、
他ではまず手に入らないとても羨ましい品々でした。
今回は課されたテーマについて教室一体となって考え意見を出し合うという、普段のレクチャーとはまた一味違った回となり、
2時間半の授業時間がとても濃いものに感じられました。
その後の打ち上げ会場でも、先生から授業中にできなかった講評を受講者の方お一人お一人にして頂きました。
住宅設計塾は今日で終了ですが、来月より引き続き中村好文先生の家具デザイン塾がスタートいたします。

>>日本住宅教室 Top
posted by marie sakai
みなさん日々のお仕事に追われながらも時間を割いて制作なさった模型やプレゼン資料を抱えての登場です。
いつもの教室は審査会場へと変身し、早速それぞれの作品審査から始まりました。
今回出されていた課題内容は
「肉体的なハンディキャップを負っている、家族の一員Aさん。
このAさんの日々の暮らしにそっと寄り添い、不自由を軽減し、心豊かに暮らせる住宅の提案」でした。
家族構成やハンディキャップ・敷地といった設計条件をも自分で設定し導き出された、
それぞれの「解」が並びます。
受講者のみなさん自身が審査員でもあるため、
一つひとつメモを取りながら模型や図面を見る様子は真剣です。
審査時間内に一人5作品を選び、その得票の順に7作品が選出されました。

選ばれた7作品は、設計者名を伏せたままシャッフルされ、
7名は与えられた作品をさも自分のものかの様にプレゼンし、
先生と審査員にまわった方々は、これら1作品ずつについて討議を行いました。

討議では、形状の是非や手法についての鋭い質問が飛び出したり、
自分にはない視点に気付かされたという感想など、
自らも取り組んだ課題だからこその意見が聞かれました。
そして最終審査が行われ上位3作品が決定し、見事選ばれた3名の方々には、
先生が監修され今や入手困難となっている希少本やオリジナルTシャツなどの賞品が贈られました!おめでとうございます!
ちなみに、賞品を包む風呂敷までもが先生がトレードマークとされているネズミのイラスト柄のオリジナルで、
他ではまず手に入らないとても羨ましい品々でした。
今回は課されたテーマについて教室一体となって考え意見を出し合うという、普段のレクチャーとはまた一味違った回となり、
2時間半の授業時間がとても濃いものに感じられました。
その後の打ち上げ会場でも、先生から授業中にできなかった講評を受講者の方お一人お一人にして頂きました。
住宅設計塾は今日で終了ですが、来月より引き続き中村好文先生の家具デザイン塾がスタートいたします。

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posted by marie sakai
Tags:中村好文
# by n-j-k | 2010-04-13 20:29
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